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ワーホリのデメリットって何?実際に留学して思ったこと

日本には、海外の学校へ留学を希望したり、ワーキングホリデービザを使って海外生活を経験したい方が多くいらっしゃいますよね。私もワーホリビザを使ってカナダで1年間海外生活を経験した一人です。

元々、地元の銀行に勤めていましたが、中学生から英語に興味を持っており、就職してからもどうしても海外へ出てみたい、英語を使った仕事をしたいという気持ちを捨てきれず、思い切って退職してカナダへ行くことを決めました。目的のために行動してよかったと、今でも本当に心から思っていて、個人的には可能であれば1度は留学を経験することを強くオススメしています。しかし、デメリットもあります。

そこで今回は、あえて自分が後悔した部分を含めた、ワーキングホリデーで海外生活をすることのデメリットをご紹介します。これからワーホリビザを取得しようと思っている方はぜひ参考にしてください!

ワーキングホリデーのデメリット

もくじ

1.金銭的負担

ワーホリビザは、日本と協定を結んでいる国であれば、一部の職種を除き、就労時間に制限なく働くことがが可能なビザです。(2023年5月現在で29カ国と協定を結んでいます)  

渡航前にある程度の貯蓄をする方が多いと思うのですが、家賃や光熱費、食費など日常生活に必要な費用は、日本以上にお金がかかる場合もあります。私の場合は1ヶ月だけホームステイ、2ヶ月目は学校の寮を選択し、3ヶ月目から帰国まではシェアハウスという居住環境でした。滞在先はカナダのバンクーバーでしたが、ダウンタウンは家賃が高かったので、シェアハウスは郊外(ダウンタウンから電車で20分くらい)のところを選びました。

かかった家賃は、朝晩2食つきホームステイ 約60,000円/月、食事なし学生寮 約56,000円/月、食事なしシェアハウス 約40,000円/月。(当時のレートで1CAD=約86円〜87円)

この他に、食費や光熱費、女性であれば美容代、観光に係る費用などで貯金はあっという間になくなります。笑     私は語学学校に2ヶ月だけ通い、その後ダウンタウンにあるギリシャ料理レストランの仕事を見つけたのですぐ働く ことができましたが、日本のように簡単に仕事を見つけらない場合もあるので、貯金は1円でも多く貯めておくことをオススメします。

2.退職から渡航までの社会保険料や税金の負担

海外に行くには、日本の税金や社会保険料の手続きも必要です。例えば会社員を辞めて、渡航するまである程度期間があれば、国民健康保険・国民年金・住民税の納付が容赦無く襲ってきます。笑                  私は退職してから渡航まで約5ヶ月間があったため、上記の社会保険料の納付書が、ガンガン届きました… せっかく貯めた貯金も納付してどんどん消えてゆくので、なんだか寂しい思いをした記憶があります…

年金に関しては失業中の場合は納付免除や納付猶予の手続きが可能です!健康保険は、渡航までに病院に行くことを考えると会社員時代の健康保険に「任意継続で加入」もしくは「国民健康保険に切り替え」どちらかを選択して医療費の心配がないよう準備して、きちんと納付しましょう。退職前に、任意継続した場合と国民健康保険のどちらが安いか確認しておくと良いですよ!

それと、住民税も退職する月によって徴収方法や徴収金額が変わりますので、退職前によく調べてから退職月を決めると良いでしょう。私は渡航まで、この住民税の納付が一番ダメージが大きかった…

ちなみに、私は当時一人暮らしをしていたのですが、部屋を引き払って渡航までの5ヶ月間は実家に戻ったので、生活費の節約になり両親に大変お世話になりました。ありがとうお父さんお母さん!

3.生活環境や文化のギャップ

海外生活は留学も含めて日本と全く異なる生活環境になります。滞在方法は色々ありますが、ホームステイやシェアハウスは、決められたルールに従って生活しなければなりません。私のホームステイ先だったお宅はフィリピン系カナディアンで、留学エージェントが事前に決めたのですが、特に厳しいルールもなく、とても良いご家庭で運が良かったと思います。

しかし、友人のホームステイ先は朝ごはんにクッキーのみ、晩御飯もカップラーメンの時が多いという家庭もあったそうです…ちょっと信じられませんよね。その他にも、お風呂は基本的にシャワーだけなので、決められた15分以内に済ませないといけない家庭もあるそうです。

また、海外の治安は日本より悪いので、防犯対策もしっかり行いましょう。こちらも友人の話ですが、バンクーバー市内にある当時のホームステイ先に、外から自分の部屋に侵入しようとする男がいたそうです…           友人は無事でしたが、その後ダウンタウンのセキュリティ性の高いコンドミニアムに引っ越していました。       

文化の面でも渡航する国によってはカルチャーショックを受けてしまうことがあるかもしれません。           私が滞在したカナダでは、特に衝撃的な文化や習慣にショックを受けた経験はありませんが、バスが時間通りに来ないことや、ストライキが起きてバスが運行停止になったということはありました。       

滞在先の国によっては、日本での生活とのギャップに落ち込んだり不便に感じることもあるかもしれないので、自分が住む予定の地域情報は事前に集めておくと良いと思います

4.語学力が思ったほど伸びない

目的を明確に持っていなかったり、働く場所が日本食レストランだと想像よりも全然英語力が身につきません。私は、渡航前に英会話スクールで勉強し、現地の語学学校に2ヶ月間通った後、カナダ人が多いレストランで仕事をしましたが、仕事で英語をバリバリ使えるようにはなりませんでした。帰国後は英語を使う仕事を探して無事就職し、そこで困ることはなかったのですが、事前目標にしていた高めの英語力は身に付かず、努力が足りなかったと反省しています。

ワーホリで海外に行くと決めた時から、「英語を勉強する習慣」「ワーホリ後にどうなっていたいか」を明確にしておくと、現地での過ごし方や英語学習へのモチベーションも保てるので、”なりたい理想の自分”を想像して行動していきましょう。

5.留学よりも就職でアピールするポイントが薄い

日本企業において「ワーホリは、長期休暇をとって遊んでいた」と見られてしまう場合があります。なぜなら、ワーホリビザは、長期滞在が可能にも関わらず、就労や就学をしてもしなくても良い、という特性のあるビザだからです。 ワーホリそのものが留学より劣っているわけではないのですが、勉強のために、もしくは仕事のためにという目的で海外にワーホリに行かない場合はあっという間に1年という期間が過ぎてしまいます。

帰国後の就職面接でも、ワーホリでの経験を聞かれた時に何も答えられないと、留学や就労よりもアピールポイントが薄くなってしまうので、達成したい目標をしっかり持ち、限られた時間を最大限有効的に使う意識を持ちましょう。

皆さんに勘違いしないでいただきたいのは、決して「ワーホリに行ったから就活で不利になる」ということではありません。就職時に人事担当の方が見ているのは、あくまでもその中身です。日本企業の中には、留学やワーホリ経験者を雇いたい会社もあります。日本にいても、なんとなく続けた仕事や目標もなく時間だけが過ぎて後悔するのと同じように、明確な目標や目標に向かって進む強い意志がないと海外でも同じことが起こりえます。

日本を離れる決断から実際に海外に渡航した行動力に加えて、さらにプラスで自分をアピールするためにも、滞在中に強みになる経験や決めた目標を達成できるよう、自分自身でしっかり目標設定しましょう。

まとめ

ワーキングホリデーのデメリットをご紹介しましたが、準備をすればデメリットは減らせます。大切なことは①事前の情報収集と準備、②目的を明確にする③目標達成に向けた前向きな気持ち、この3つだと思います。

もちろんデメリットだけではなく、個人的にメリットの方が多いと感じていますし、ワーキングホリデーを通じて私がカナダで経験したことは自分の人生の財産になっています。他の記事で、メリットを紹介していますので、ぜひこちらも参考にして、新しい挑戦へ踏み出しましょう!

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